録画サーバー用PC検討メモ

はじめに

 2年前に買ったBDR-Z150のブルーレイドライブが壊れたので、買い替え or DTCP-IP経由でDR-Z150の録画データを吸い出すためブルーレイディスクに書き込むPCソフトDiXiM BD Burner 2013を購入するかを検討した。修理費用を東芝に問い合わせたら3万4千円くらいかかると言われたので修理は無し。交換部品高すぎでしょ。最新機買えるじゃん。

 ってことで、ブルーレイの書き込みでドライブが壊れることを考慮して、専用PCを組んでそれにソフトをインストールして運用しようと検討した。

 

調査の前準備

PCを選定するにあたって使用用途とスペックを明確にしたい。

  • windows7が動作すること
  • BDドライブが高速で動作すること(USB3.0接続)
  • LANケーブルが接続出来ること
  • 地デジ/BSチューナを接続出来ること(PCI-E or USB)
  • 録画サーバーなので低消費電力かつ省スペース

を条件として考えた。

 

調査

Raspberry Piで録画サーバー構築

低消費電力かつ省スペースなので非常に魅力的な選択肢。しかも格安で入手出来るPCである。

先駆者[http://raspberrypi.blog.fc2.com/blog-entry-54.html]が居るのでlinuxで構築する場合は、かなり低コストで運用出来そうだ。地デジチューナーを使うならpx-w3U3でソフトはepgrecを使うことになりそうだ。

しかし、windows7が動作しないのでDTCP-IPソフトが動作しない!選択肢から外れる。

 

べアボーンキットで構築

    • shuttle XS35V4(Celeron J1900 onboard)
    • DDR3Lメモリ 4GB
    • SSD 128GB
    • 2.5インチ Slim BDドライブ or USB3.0外付けBDドライブ
    • 外付け地デジチューナーPX-W3U3

内蔵ドライブは中々内容なので外付けUSB3.0対応を選ぶのが良いかも。この組み合わせでざっと58000円。

調べたらCeleron J1900のベンチマークがかつてのCore 2 DUOと同等の性能で消費電力が低い。さすが22nmプロセスで製造されているだけのことはある。

最近発売している低価格windowsタブレットも5年前のゲーミングPC並みの性能があるようだ。

自作PCで構築

べアボーンとの違いは、マザーボードとケースとACアダプターを揃えること。

これらはマザーボード8000円+ITXケース9000円+ACアダプター3000円となりべアボーンを購入した方が安そうだ。

ただし、PX-W3PEなどPCI-Eを取り付ける、USB3.0x2以上欲しいなどべアボーンでは物足りない場合は自作PCでの構築が良いでしょう。

 

結論

58000円だして録画サーバーを構築するよりも、ディーガDMR-BRW500を買った方が安いことが分かった。BDへの出力とDTCP-IPサーバーになる。DLNAも対応、予約録画時にスタンバイモードから自動で起動するなどと専用機ならではのUI・機能が期待出来る。

PCでは、全て自分で設定を行う必要がある。特にスタンバイモードからの起動と予約時間の同期などは大変そうだ。

しかしBDドライブが壊れた場合は高く付く。3年程度で性能が陳腐化することを思えばHDDレコーダーの方が良いと思う。

パソコンを久々に組もうと思ってたのに、冷静にお金の計算をすると違った結論になってしまった。