SV600購入レビュー
ScanSnap SV600購入レビュー
ScanSnap SV600を購入したので開封の議とファーストインプレッションを書いてみます。
梱包
購入先はヨドバシカメラ。梱包箱と兼用の箱で届きました。
中はこんな感じ。
セットアップはシールを剥がしてUSBをMacに接続して、
ここからScanSnap ManagerをインストールすればOK.
サイズ
大体50cm x 60cmくらいの平らな場所があれば設置できます。
ScanSnap Managerアプリケーション動作
ScanSnap S1500を保有しているので、アプリの動作は共通設定なのでとても使い易い。
読み取りモードオプションはハードが異なるため違っています。
選択肢は、タイマー自動スキャンとページめくり検出の自動スキャンの2種類。
本をめくるのに合わせてスキャンしてくれるのでとても便利です。
ページ設定も、本に合わせて3パターンのスキャン設定があります。
->見開きと2ページの混在するデータの場合は、スキャン後の画像補正でページ設定ができるので、至れり尽くせりです。Very Good
画質の設定はS1500と変わりません。
こんな感じで、卒業アルバムとか裁断しにくい本の非破壊スキャンに適した設定があり
とても良いですねー。
では次は実際にスキャンしてみます。
スキャン動作
実際にスキャンしてみました。
設定はページめくり検出のカラースキャン300dpiです。
スキャンする前にLEDが点滅するので、わかり易い。
動画みてわかる通りスキャン->PC読み込み->ページ検出->スキャン
という順番にスキャンするためどうしても見開き1スキャンに8-10秒くらいかかります。
本一冊まるまるスキャンするのは、次に述べる補正処理も合わせるとそれなりに時間がかかりますね。1時間で2,3冊くらいでしょうか。
画像補正
スキャンが完了したら、ScanSnap Manager 補正ビューアーが起動します。
スキャン画像のゆがみとページ設定、指の削除などの補正を行っていきます。
★背景とスキャン結果が近い色だと画像検出がうまく行かずに補正の段階で時間がかかるので背景はスキャン対象の色とは反対色にした方が良いでしょう。
こんな感じで、デフォルトでだいたいの位置を検出してくれています。
大画面にはスキャンしたRAWデータが。右の一覧には現在の補正結果が並んでいます。
そこから補正したい画像を選んで手動で補正していきます。
大体は四隅と真ん中を合わせるとエッジ検出などでいい感じに切り取り線が自動で引かれます。
★本が黒いとこの切り取り線が上手いこと自動で引かれずに手動で引く必要が出てきて時間がかかります。
指の検出
補正を行っていて感動したのが指の補正です。
こんな感じで、指を指定してやると、自動で指の範囲を上図のように選択されます。
ここで補正を実行すると
こんな感じにきれいに消えてくれました。
スキャンスピードは少し遅いですが、スラッドヘッドやコンビニのコピー機と比較すればそんなもの。
SV600のすばらしさは、ハードウェアも良いですが、ページめくり検出や補正機能などハードウェアを使いこなすソフトウェアでしょう。
ハードでどうしても補正しきれない箇所をソフトウェアの画像処理で実行させる。ハードとソフトの上手な融合だと思いました。
ページめくり検出によるスキャン機能が搭載されているので、SV600を購入しましたが
ScanSnap補正ビューアーの出来が良い意味で予想外でした。
私は買ってよかったと思います。
SV600を購入するか検討中の方の参考になれたら幸いです。